順位戦でのデビュー以来の連勝記録を18に伸ばしていた藤井聡太七段でしたが、昨日の対局に敗れついに連勝ストップ。単独1位となる19連勝の達成は残念ながらなりませんでした。

土をつけたのは22歳の若き俊英・近藤誠也五段です。

また、師匠の杉本昌隆七段も敗北を喫し、師弟揃って昇級はお預けとなりました。


藤井七段、近藤五段の正確な読みに屈する


この将棋は藤井七段の先手番で角換わりとなり、昨年のB級1組順位戦、松尾歩八段ー渡辺明棋王と同じ進行となりました。

2019-02-06a
第1図は終盤の勝負所。ここで藤井七段は強く▲2二歩成、△同銀、▲3五桂、△9九歩成、▲2四飛と一気に攻め込んで後手玉を寄せにいきました。

ただこの攻めはわずかに足りなかったようで、近藤五段がギリギリで凌いで反撃に。最後は華麗に先手玉を長手数の詰みに打ち取って勝利をつかみ取りました。

結果的に▲2二歩成からの踏み込みは無理だったようで、▲9八同香と取っておくほうが勝ったようです。藤井七段の読みのどこかに誤算があったのでしょう。わずかなミスを近藤五段にきっちりとがめられたという一局でした。

痛恨の1敗で4番手に後退した藤井七段、まだ逆転昇級の可能性も


C級1組は最終戦を残した段階で4人が8勝1敗で並ぶ展開。昇級枠2つを巡って大混戦となりました。

順位 名前 成績 最終戦
6
近藤誠也五段
8勝1敗
増田
7
杉本昌隆七段
8勝1敗
千葉
14
船江恒平六段
8勝1敗
金井
31
藤井聡太七段
8勝1敗
都成

4人のうち順位が一番低い藤井七段の昇級は苦しくなりましたが、まだ可能性がないわけではありません。まずは最終戦の都成戦で勝つことが絶対条件です。

都成五段とは過去に4回対戦して全勝と相性のいい相手です。この一戦にきっちり勝ち、なおかつ上位3人のうち2人に土がつけば藤井七段の逆転昇級となります。

競争相手3人の対戦相手はいずれも実力者で、何が起こっても不思議ではありません。最終戦で劇的なドラマが待っているかもしれませんね。